この立場が、それぞれの問いに何と答えているかを縦に読みます。文はいずれも問いのページから取ったもので、書き直していません。
過ぎ去った出来事は失われるのではなく、過去のうちに確かに保たれるとした。死後については語らず、生きた事実の残り方として述べる。出典:フランクル『意味への意志』(山田邦男監訳・春秋社2002年)Ⅱ 時間と責任
過ぎ去った出来事は失われず、過去のうちに保たれるとした。死者との関係も、その保たれたもののうちに置かれる。出典:フランクル『意味への意志』(山田邦男監訳・春秋社2002年)Ⅱ 時間と責任
生まれる前を論じない。いま問われていることにどう応えるかのほうへ、問いがはっきり向け直される。出典:フランクル『死と愛』第二章第一節「人生の意味」(霜山徳爾訳・みすず書房)
過ぎ去った出来事は失われず、過去のうちに保たれるとした。残るかどうかは、人の記憶によらない。出典:フランクル『意味への意志』(山田邦男監訳・春秋社2002年)Ⅱ 時間と責任
応答の有無は論じない。人が意味を求めて呼びかけること自体を、心の深いところの働きとして置いている。出典:フランクル『識られざる神』「無意識の宗教性」(佐野利勝・木村敏訳・みすず書房)
起源を論じない。意味を問われて答える主体として置き、何に応えるかによって定まるとされている。出典:フランクル『死と愛』第二章第一節「人生の意味」(霜山徳爾訳・みすず書房)
人は、誰かや何かに向かって開かれているときに最もその人らしいとした。自分に向かうと閉じるとされる。出典:フランクル『死と愛』第二章第一節「人生の意味」(霜山徳爾訳・みすず書房)
どんな条件に置かれてもなお、それにどう応えるかは残るとした。最後の自由がそこにあると述べている。出典:フランクル『死と愛』第二章第一節「人生の意味」(霜山徳爾訳・みすず書房)
論じない。やり直しが利かないことを前提に置き、いまの一回をどう生きるかへ問いを向けた。繰り返しは支えにならないとする。出典:フランクル『死と愛』第二章第一節「人生の意味」(霜山徳爾訳・みすず書房)
満たすことを目的に置かない。意味を果たした結果として、あとからついてくるとされているからである。出典:フランクル『それでも人生にイエスと言う』Ⅰ(山田邦男・松田美佳訳・春秋社1993年)
私は、意味を問われて答える主体として置かれる。何であるかよりも、何に応えるかによって定まるとされる。出典:フランクル『死と愛』第二章第一節「人生の意味」(霜山徳爾訳・みすず書房)
宗教の側に立つかどうかは問わない。人が意味を求めるはたらきを、心の深いところにあるものとして置く。出典:フランクル『識られざる神』「無意識の宗教性」(佐野利勝・木村敏訳・みすず書房)
幸せは追いかけると逃げるとした。意味を果たした結果として、あとからついてくるとされる。結果として訪れるものとされる。出典:フランクル『それでも人生にイエスと言う』Ⅰ「生きる意味と価値」(山田邦男・松田美佳訳・春秋社1993年)
生きる意味を問うのではなく、人生から問われていると考える。答えを出すのは生きている側だとされる。出典:フランクル『死と愛』第二章第一節「人生の意味」(霜山徳爾訳・みすず書房)
世界の側に意味が在るかは論じない。問われている状況に、人がどう応えるかのほうへ問いを向けた。出典:フランクル『死と愛』第二章第一節「人生の意味」(霜山徳爾訳・みすず書房)
成功は追い求めると遠のくとした。意味に応えた結果として、あとからついてくるとされている。追うほど遠のくとされる。出典:フランクル『それでも人生にイエスと言う』Ⅰ「生きる意味と価値」(山田邦男・松田美佳訳・春秋社1993年)
過ぎ去った時は失われず、過去のうちに確かに保たれるとした。時は減っていくだけのものではないとされる。出典:フランクル『意味への意志』(山田邦男監訳・春秋社2002年)Ⅱ 時間と責任
宇宙そのものを論じない。全体の意味は人の見通しを超えるとし、いまの状況のほうへ問いを戻す。問いは全体ではなく手元に戻される。出典:フランクル『死と愛』第二章第一節「人生の意味」(霜山徳爾訳・みすず書房)
場所を論じない。意味は行き先にではなく、いま生きている状況のなかに見いだされるとし、行き先を待つ姿勢そのものを退けた。出典:フランクル『死と愛』第二章第一節「人生の意味」(霜山徳爾訳・みすず書房)
規範を定めない。状況ごとに問われていることへどう応えるかによって、なすべきことが決まるとされている。出典:フランクル『死と愛』第二章第一節「人生の意味」(霜山徳爾訳・みすず書房)
与えられた理由を探すのではなく、人生の側から問われていると考える。答えを出すのは生きている側だとされる。出典:フランクル『死と愛』第二章第一節「人生の意味」(霜山徳爾訳・みすず書房)
苦しみそのものに意味があるとは言わない。避けられない苦しみにどう応えるかに、意味があるとした。出典:フランクル『死と愛』第二章第一節「人生の意味」(霜山徳爾訳・みすず書房)