立場 / 西アジアに始まる一神教

ユダヤ教(ラビの伝統)

この立場が、それぞれの問いに何と答えているかを縦に読みます。文はいずれも問いのページから取ったもので、書き直していません。

01

問いごとの答え(22件)

死んだらどうなるのか

終わりの日に死者が起こされ、来るべき世(オラム・ハバー)が来ると語られる。ただし死後の状態そのものの描写には踏み込まない傾向が強い。出典:ダニエル書 12:2/ミシュナ(200年頃)/バビロニア・タルムード

死者と生者はつながれるのか

遺された者が定められた祈りを唱える。その言葉は神を讃えるもので、埋葬のとき以外は死者に触れない。務めは遺された側にある。出典:カディッシュ/ミシュナ(200年頃)/バビロニア・タルムード

生まれる前の私はいたのか

魂の貯蔵庫にある魂が尽きるまで、メシアは来ないと語られる。生まれる前の魂を想わせる伝えである。出典:バビロニア・タルムード イェバモート篇62a

名を残すことに意味はあるのか

良き名の冠は、他のどの冠にも勝るとされる。義人の記憶は祝福となる、という句も伝えられてきた。出典:『ピルケイ・アボット』4章13節/箴言 10章7節

祈りは届くのか

朝・午後・夕の定時の祈りが定められている。神殿が失われたのち、犠牲に代わるものとして位置づけられてきた。出典:ミシュナ『ベラホート篇』4章1節/バビロニア・タルムード ベラホート26b

意識はどこから来るのか

魂は神から与えられたものとされる。人が造られたときに息を吹き入れられた、という記述が土台に置かれる。出典:創世記 2章7節

他者とどう関わるのか

自分にとって憎むべきことを隣人にするな。これがトーラーの全体で、残りは注解だと語られている。出典:バビロニア・タルムード シャバット篇31a(ヒレル)

運命は決まっているのか

すべては見通されているが、選ぶ自由は与えられている、と語られる。両方を同時に立てる形をとっている。出典:ミシュナ『アヴォート篇』3章15節

生まれ変わりはあるのか

説かれない。生は一度きりのものとされ、繰り返しではなく、終わりの日に死者が起こされることのほうが置かれている。出典:ダニエル書 12:2/ミシュナ(200年頃)/バビロニア・タルムード

欲は満たすべきか、減らすべきか

許されたのに味わわなかったものについて、申し開きをすることになると語られる。享受は退けられない。出典:エルサレム・タルムード キドゥシン篇4章12節

私とは何か

私は神に造られた一人であり、名を呼ばれる相手として立つ。身体から切り離された魂としては描かれていない。出典:創世記/ミシュナ(200年頃)/バビロニア・タルムード

神とは何か

神は一つで、像を作ることが禁じられている。名をみだりに呼ばず、契約を結ぶ相手として語られてきた。出典:出エジプト記 20章(十戒)

幸せとは何か

幸せは、律法に従って生きる日々のうちに置かれる。この世を離れたところには求められない。この世のうちに置かれている。出典:トーラー/ミシュナ(200年頃)/バビロニア・タルムード

生きるとは何か

生きることは、律法に従って日々を営むことだとされる。世を離れず、この世で果たすものとされている。出典:トーラー/ミシュナ(200年頃)/バビロニア・タルムード

現実は心が作るのか

世界は神が造ったものとされる。人の心が作るのではなく、造られたものとしてはっきり区別されている。出典:創世記 1章3節

成功とは何か

成功は、律法に従って生きられたかで測られる。富そのものは、否定も肯定もされていない。富は中立に置かれている。出典:トーラー/ミシュナ(200年頃)/バビロニア・タルムード

時間とは何か

世界にはじまりが置かれる。時は造られたものの側にあり、造った者と同じ列には並べられていない。出典:創世記 1章1節

宇宙とは何か

神が言葉によって世界を造ったとされる。世界は神ではなく、造られたものとしてはっきりと区別される。出典:創世記 1章3節

天国・地獄・浄土はどこにあるのか

古い層では、善人も悪人も等しく降りる陰の場所が語られる。賞罰は結びつけられず、来るべき世は後の時代に置かれる。出典:シェオル(ヘブライ語聖書に65回)/来るべき世

善悪はどこで決まるのか

戒律は六百十三と数えられてきた。ヒレルは、自分に忌まわしいことを人にするなの一語に全体を要約している。出典:バビロニア・タルムード マッコート篇23b/シャバット篇31a

なぜ生まれてくるのか

神が意図をもって創った。人は神のかたちに造られた存在として、律法に従って生きるためにこの世にあるとされる。出典:創世記 1:27

なぜ苦しみがあるのか

ヨブ記は、正しい者がなぜ苦しむのかを正面から問う。神は答えを与えず、逆にヨブへ問い返している。出典:ヨブ記 38章(つむじ風のなかから)

02

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